コロナ新派生型、警戒対象に指定 WHO、「EG・5」

WHO本部(共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は9日、中国や米国、韓国、日本などで感染例が増えている新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「EG・5」を「注目すべき変異株(VOI)」に指定した。重症化率の変化は確認されておらず、公衆衛生上の危険性は低いと見ているが、免疫をすり抜けるなど感染力が強くなっているため、警戒を呼びかけている。

 VOIは、最も警戒度の高い「懸念される変異株(VOC)」より1段階低い位置付け。

 EG・5が世界全体の感染例に占める割合は6月19~25日には7.6%だったが、約1カ月後の7月17~23日には17.4%にまで上昇した。

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