NEC小川航基は「仕事への熱意がすごい」。オランダでの現在評価とは

今夏のマーケットで横浜FCからオランダ・エールディヴィジのNECナイメーヘンに移籍したFW小川航基。

4日に行われたヴェネツィアとのプレシーズンマッチではヘディングで先制ゴールを決めることに成功し、3-1の勝利に大きく貢献している。

そして、現地のメディア『gld』は今週末に行われるエールディヴィジ第1節のエクセルシオール戦に向けてプレビューを掲載。クラブの状況と小川航基の評価については以下のように書かれている。

「NECは昨季ホームでの勝利が少なく、引き分けが多かったために苦戦した。そしてファイナルシリーズでもホームで4敗し、12位に終わった。

今季はそのようなシナリオを避けなければならない。より支配的なサッカーをし、リアクションだけの状況が少ないプレーをしようと考えている。

そのため新しい攻撃の選手に多額の投資が行われてきた。NECにはゴールが必要だ。ナニ・ディマタは多くの批判を浴びたが10ゴール。ウサマ・タンナーヌも6ゴール9アシストを記録した。そしてその二人は退団している」

そして小川航基のプレーや前線の状況については以下のように評価されているようだ。

「新人の選手たちは確実にゴールを決めてくれるというわけではない。

ノルウェー人選手のラース・オルデン・ラルセンだけはすでにトップレベルのリーグでかなりのゴール数を記録しており、左ウイングとしての地位を確実なものとするだろう。

新しいストライカーとして日本からやってきた小川航基は、プレシーズンではその膨大な仕事への熱意によって際立ったプレーを見せている。

ヴェネツィアと対戦したエキシビジョンマッチでも頭で良いゴールを決めてみせた。とはいえ、彼は日本で主に2部レベルで活躍した選手であり、したがってそれほど期待を高く持たないほうがいいかもしれない。

それはアヤックスから加入したソンチェ・ハンセンにも当てはまる。彼は2019年にU-17ワールドカップで活躍した選手だが、まだトップチームで実績がない。

過去4年間は主にヨング・アヤックス(リザーブ)でプレーし、しかも2部リーグでシーズンあたり3ゴールしか決めていない」

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前線は今年のフィンランドリーグで12試合5ゴール6アシストを記録したラース・オルデン・ラルセンが実績面で評価されている一方、小川航基に関してはJ1やJ2での成績があまり信頼されていないようだ。

ただ小川航基のプレーへの情熱に関しては際立ったものがあるとのことで、あとは結果を残せば評価は大きく変わってきそうだ。

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