韓国ドラマ『ムービング』制作発表会にイ・ジョンハ&コ・ユンジョン、ハン・ヒョジュ&チョ・インソンら集結! ディズニープラスで独占配信スタート

『ムービング』制作発表会 © 2023 Disney and its related entities

『ムービング』ついに配信スタート

閲覧回数2万ビューを誇る大人気ウェブトゥーンを原作に、特殊能力を持つ3人の男女と、その能力を受け継いだ子供たちの姿を描く韓国発ヒューマン・アクション・シリーズ『ムービング』が、2023年8月9日(水)よりディズニープラスの「スター」で独占配信がスタート。

配信に先立ち、8月3日(木)ソウルにて制作発表会が開催され、メインキャラクターを演じるリュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンら9人の俳優と、パク・インジェ監督、原作者であり本作の脚本も手がけたKang Fullが登壇した。

チョ・インソン「“トップシークレット”という役どころなので…」

痛みは感じるがすぐに回復する肉体を持つことから“モンスター”と呼ばれるチャン・ジュヨン役のリュ・スンリョンは、「ジュウォンは”無限の再生能力”の持ち主。愛する人に出会い、娘のヒスが生まれることで、生きる目的を見つける人物です」と説明。

“安全企画部最精鋭のブラック要員”ことキム・ドゥシクを演じたチョ・インソンは、「ミヒョン(演:ハン・ヒョジュ)とどのように出会い、恋愛に発展していくのかを見せていきます。もっとたくさんの話をしたいのですが、“トップシークレット”という役どころなので、この辺で抑えておこうと思います」と意味深にコメントした。

そんなドゥシクの妻であり、“卓越した五感”で安全企画部に最年少で抜擢されたイ・ミヒョン役のハン・ヒョジュは、「監視対象であるキム・ドゥシクと恋に落ちて息子を出産します。母親としての姿、20代の要員の姿など、様々な顔をお見せする役ということで、私にとってはとても大きな挑戦でしたが、立派な俳優さんたちと共演し、楽しく撮影する事ができました」と語った。

また『トンイ』(2010年)以来、2度目となる母親役については「上手くできるのか、プレッシャーがあり、睡眠不足になったりもしたのですが、考えてみると、24歳(数え年)の時に『トンイ』でヤンイン君という10歳の息子がいる役でした。歳月がたち、こんなに大きな子供のいる年になったのかと(笑)。見てくださる方も、上手く演じれば受け入れてくださるだろうと思い、自然に演じようと自分に言い聞かせて演じました」と振り返った。

チャ・テヒョン「静電気くらいの能力くらいしかくれませんでした(笑)」

今回のドラマ化にあたって新たに描かれたオリジナルキャラクター、チョン・ケドを演じることになったチャ・テヒョンは、「ケドは電気能力を持っているのですが、(Kang Fullが)静電気くらいの能力くらいしかくれませんでした」と笑いを誘うと、「バッテリーや乾電池を持つと発電します。実際にEBS(韓国の教育番組テレビ/ラジオ局)で放映しているキャラクターになったりもします」と、緊迫した物語におけるコメディリリーフとしての役割を伺わせた。

役作りについて質問が飛ぶと、「Kang Full作家は、僕が演じやすいように、初めから僕をイメージして役を書いてくださったようです。雷マンの公演の一部分を学んだり、バス運転手役に必要な運転免許を取ったりもしましたが、想像力が必要な部分はほとんどありませんでした。おかげでとてもいい経験ができましたし、楽しく撮影ができました」と明かした。

「原作とのシンクロ率が高い」と言われているジェマン役のキム・ソンギュンは、自身の役柄について「普段はおとなしいけれど、家族、特に息子が危険に晒された時には、とてつもない怪力を発揮するキャラクター」と、家族愛あふれるキャラクターであることをアピール。

メインキャストの中で唯一“特殊能力を持っていない”チェ・イルファンを演じるキム・ヒウォンは、「私だけ特殊能力を持っていないというのは残念でしたが、いま考えてみると、愛という大きな能力を持っています」と微笑んだ。

ハン・ヒョジュ「息子! ファイト!」

特殊能力を隠して生きてきた大人たちの物語と同時に描かれるのが、その能力を受け継いだ子どもたちの物語。新時代の子どもたちがどのように自身の運命を受け入れ、人生を歩んでいくのかも見どころの一つだ。

ミヒョンとドゥシクの息子ボンソクは、父親の飛行能力と母親の優れた五感を受け継いだ少年。演じるイ・ジョンハは「幼い頃から母に『能力を隠すように』と言われていたジョンハは、正体がバレないように緊張感を持って生きていましたが、ヒスと出会い、能力を隠さず生きるようになります。そこからボンソクが真価を発揮します」と緊張気味にコメント。

そんなジョンハに、母親役のハン・ヒョジュは「息子! ファイト!」と激励。父役のチョ・インソンも「まだデビューして間もないためぎこちないところもありますが、温かく見守ってほしいです」と、父親として、また先輩としてフォローしていた。

そしてジュウォンの娘ヒスは、父の再生能力を受け継いでいる。演じるコ・ユンジョンは「あるきっかけで特別な能力を持っていることを知り、傷つきながらも、自分のように特別な能力を持つ子たちを慰め、堂々と生きられるように手助けをする人物です」とキャラクターの魅力をしっかりした口ぶりでアピール。その様子を、リュ・スンヒョンが実の父親のような温かい笑顔で聞いているのが印象的だった。

キム・ソンギュン演じるジェマンの息子ガンフン役には、新鋭キム・ドフン。「父から怪力と超人的なスピードを受け継いでいますが、特殊能力を持っていることを隠して学級委員として学生生活を送っています。表向きは大人っぽいですが、本当は同級生たちのようにピュアで弱いところもある子です」と初々しくコメントした。

パク・インジェ監督「もうすぐ作品が手を離れると思うと、少し悲しくもあります」

記者との質疑応答で、公開を前にした感想を聞かれたパク・インジェ監督は、「クランクアップして1年間、毎日のようにCG作業や編集作業をしてきました。そんな作品がもうすぐ手を離れると思うと、少し悲しくもあります」と心情を吐露。

これがドラマ脚本家デビューとなったKang Fullは、「脚本を書き始めて3年、この作品に関わってきました。漫画は一人で作業することがほとんどですが、ドラマは僕が書いた脚本を具現化してくれる監督やスタッフたち、演者たちがいます。頼る人たちがいるということが不思議でしたし、ありがたかったです」と感想を述べた。

また、全20話という長いストーリーになった理由を問われると「登場人物一人ひとりの事情を深く掘り下げるには12話、16話では無理だと思い、『20話なら引き受ける』と言いました。20話だからこそ、見どころがたっぷりとあります」と自信を覗かせたKang Full。

これを受けてパク・インジェ監督は「演出家としては大変でした」と苦笑い。「Kang Full作家が描いてくださる細かいキャラクター設定や背景を全て生かさなければいけなかったので苦労もありましたが、毎話、視聴者の方に満足していただけるように頑張りました」と明かした。

チョ・インソン「ハン・ヒョジュは10年後が楽しみになるような素晴らしい俳優」

ハン・ヒョジュとチョ・インソンは、意外にもドラマ初共演。初めて演技で息を合わせた感想を聞かれたハン・ヒョジュが「モデルとしては何度か一緒にお仕事させていただきましたが、演技を合わせるのは初めて。インソンさんは、思った以上に思慮深く、思いやりに長けた方でした。楽しく演じられるよう、現場でも配慮してくださり、たくさん手助けをしてくださいました」と尊敬のまなざしを向けると、チョ・インソンも「集中力、キャラクター分析、そして現場での忍耐力……。すべてが素晴らしく、10年後が楽しみになるような素晴らしい俳優だと思いました。世界に飛び立つのにふさわしい俳優だと思います」とハン・ヒョジュを大絶賛。ハン・ヒョジュは恐縮しながらも「常に成長する俳優になる努力をします」と笑顔を見せた。

最後は、パク・インジェ監督が「愛や家族愛、バラエティ溢れるアクションなどたくさんの要素が描かれているギフトセットのようなドラマです」と本作を表現。チャ・テヒョンが「韓国的なヒーローもので、韓国的な内容も多いですが、家族愛を描いているので全世界の人々に楽しんでもらえると思います」と語ると、チョ・インソンは「原作との相違や、既存のキャラクターとオリジナルキャラクターが交わった時の化学反応のようなものをポイントにしてみていただけると楽しくご覧になれるのではないかと思います」とドラマの鑑賞法を伝授し、制作発表会を締めくくった。

『ムービング』はディズニープラスで2023年8月9日(水)より独占配信中(全20話/初回7話まで一挙配信、8話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話配信)

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