株式会社プラゴ(以下、プラゴ)は8月8日、各企業のユーザーに最適化したEV充電ビジネスを推進するクラウドソリューション「PLUGO OPEN CHARGE LAB」開始を発表した。
同ソリューションでは、パートナー企業の保有する充電器やソフトウエア等とクラウド上で連携する。これにより、パブリックエリアにおける充電サービスの立ち上げ、事業所での電力需給に応じたEVの充電運用、さらには新たなユーザーとの接点創出などを支援する。
具体的には、「シンプル充電課金ソリューション」、「OCPP通信ソリューション」、「EV充電ステーション情報リアルタイム配信ソリューション」、「ホワイトレーベルアプリソリューション」、「デマンドレスポンス対応充電ソリューション」などを提供する予定だ。
「シンプル充電課金ソリューション」では、EV充電器メーカーなどに対して、充電器に二次元コードを貼るだけで利用認証および、課金ができる仕組みを提供する。これにより、EVユーザーは、会員登録やアプリダウンロードなどせずに即時利用できるようになる。
「OCPP通信ソリューション」では、パブリックエリアや事業所等でEV充電器を運用する企業に対し、充電器と充電器を管理・運用するシステム間で通信するためのOCPPサーバーへの接続APIを提供する。これにより、自社でサーバーを構築する工数をかけずに、EV充電器に出力制御や利用者への課金機能、さらには高付加価値な機能が付与でき、柔軟かつ利便性の高い運用を図ることが可能になる。
「EV充電ステーション情報リアルタイム配信ソリューション」では、地図・地点情報を提供するナビやマップアプリなどのポータルサービスに対して、「PLUGO OPEN CHARGE LAB」上で保有するEV充電ステーションの情報を提供する。これにより、設置されている充電器の普通/急速の種別や台数、利用方法、いま利用できるかの満空情報などの充電情報を自社サービスで配信できるようになる。
「ホワイトレーベルアプリソリューション」では、プラゴの提供するアプリ「Myプラゴ」の持つマップ検索や満空確認、予約、簡易決済などといった各種機能の全てもしくは、必要な機能を提供、実装する。
「デマンドレスポンス対応充電ソリューション」では、事業所や住居で充電器を運用する企業などに対し、エネルギーマネジメントシステムと連携した、最大6kW出力の普通充電器「PLUGO BOX」を導入する。これにより、電力の使用状況に応じて充電に用いる出力を1A単位で遠隔制御し、電力需要のひっ迫する時間帯を避けるとともに、効率的なEV充電を図るという。なお、プラゴは、ソリューションについて、EVユーザーやパートナー企業のニーズに応じて、さらに開発、提供していくと述べている。
