毎日トラブルでいっぱいの主婦 ”限界”と逃げ出した先は南極 「バーナデット ママは行方不明」公開決定

Wilson Webb / Annapurna Pictures

リチャード・リンクレイター監督、ケイト・ブランシェット主演の映画「バーナデット ママは行方不明」が、2023年9月22日より劇場公開されることがきまった。

「バーナデット ママは行方不明」は、2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる小説の映画化作。シアトルに暮らす主婦のバーナデット。仕事のできる夫と仲良しの娘に恵まれ一見幸せそうに見えるが、極度の人間嫌いでいつもトラブルを起こし、ママ友たちからも煙たがられていた。かつては天才建築家として活躍していたが、夢を諦めたあの日から息苦しさが募っていたバーナデット。そんな中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは姿を消す。彼女が向かった先は南極だった。

南極のシーンは、ブランシェットの「海と氷は本物であるべき」という強い希望で、グリーンランドでロケ撮影され、壮大な自然美が映画を彩っている。また、主題歌に使用されたのは、1984年にリリースされ、全米1位を記録し日本でも大ヒットした、シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」。早くから女性の社会的地位向上への支援を続けてきたシンディの優しく力強い歌声が響く。

ケイト・ブランシェットから日本のファンに向けてのメッセージ映像も公開された。「日本だけでなく世界中の女性が“いい母親”になるために、自分よりも家庭や子供を優先する、バーナデットのような女性はどこにでもいるわ。たくさんの人たちが共感できる映画です」と、今を生きるすべての人たちへのエールが込められている。

【作品情報】
バーナデット ママは行方不明
2023年9月22日(金)新宿ピカデリーほかにて全国公開
配給:ロングライド
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