仏休暇施設で火災、11人死亡 ボルヌ首相「ぞっとする悲劇」

9日、フランス東部の宿泊施設で起きた火災で消火活動を行う消防隊員ら(TNN/DPA提供、AP=共同)

 【パリ共同】フランス東部コルマール近郊の宿泊施設で9日午前6時半ごろ、大規模な火災があり、休暇で宿泊していた11人が死亡した。フランスメディアが伝えた。

 ボルヌ首相が現場を訪れ「ぞっとする悲劇」に「深い悲しみと(遺族らへの)連帯」を表明、火災原因の究明を約束した。

 施設は500平方メートルの古い建物で、数年前に改築された。11人は軽度の学習障害(LD)がある大人10人と同行の1人で、主に2階部分で遺体が発見された。逃げ遅れたとみられる。他の17人は避難し、うち1人は病院に緊急搬送された。

 フランスでは2016年8月、北部ルーアンのバーで起きた火災で14人が死亡した。

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