米の宇宙望遠鏡が謎の「?」発見 銀河同士の合体か

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した「?」形の天体(中央)。合体しつつある銀河とみられている(NASAなど提供・共同)

 【ワシントン共同】米国のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、輝く銀河に囲まれた謎の「?」を捉えた。地球から約1470光年離れた「ハービッグ・ハロー天体46/47」の若い星の形成シーンを捉えた7月公開の画像に、小さく写り込んでいた。銀河同士の合体とみられている。

 銀河同士が接近すると、星々やガスの塊が相手の銀河に向かって尾のように引き出され、形が崩れることがある。宇宙望遠鏡科学研究所のクリストファー・ブリット博士は「遠方の銀河同士が合体しつつあるところだろう」と推測している。

 太陽系を含む天の川銀河も、アンドロメダ銀河と引き合い、40億年ほど後には衝突すると予想されている。

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