マンガ絵ぶた 12日練り歩き復活 高梁、まつり4年ぶり通常開催

「となりのトトロ」をテーマにした絵ぶたを作る住民

 漫画やアニメに登場するキャラクターをイメージした巨大立体像・絵ぶたが夏の夜を彩る「マンガ絵ぶたまつり」が12日、高梁市川上町地頭のマンガ絵ぶた公園一帯で開かれる。今年は新型コロナウイルス禍前以来4年ぶりの通常開催となり、練り歩きが復活する。

 青森県の「ねぶた」に着想を得た絵ぶたは、住民が針金の骨組みに和紙を貼って色を塗るなど手作りし、内側から照明で浮かび上がらせる。当日は午後7時半ごろから「ポケットモンスター」「スラムダンク」などにちなんだ7基が順次登場し、園内外を進む。

 「となりのトトロ」の絵ぶた(幅4メートル、奥行き3メートル、高さ3.5メートル)を手がける自営業男性(64)は「楽しみにしている人の期待に応えたい」と張り切っていた。

 漫画による地域活性化をと旧川上町時代の1995年に始まった恒例イベント。2020、21年は中止、22年は展示のみだった。

 地元関係者らでつくる実行委主催。問い合わせは備北商工会川上支所(0866―48―2000)。

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