明桜の投手陣、3本柱は本県の中学出身 2年ぶりの甲子園、チームの戦いを展望

 第105回全国高校野球選手権大会が6日に幕を開けた。秋田県代表の明桜は大会第7日の12日、八戸学院光星(青森)と初戦の2回戦で対戦する。経大付、経法大付時代を通じ、2年ぶり11度目となる夏の甲子園大会に臨むチームの戦いを展望する。2回続き。

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 近年の明桜の主力は県外出身者が多かったが、今年は様相が異なる。エース難波佑聖(3年、羽後)、加藤悠羽(2年、能代二)、松橋裕次郎(2年、鷹巣)の3本柱に加え、打線でも2~4番を本県中学出身者が占める。

 難波は高い制球力を生かしたテンポの良い投球が持ち味。秋田大会では全5試合中4試合で先発した。計21回を投げて19安打10四死球10失点と、春季県大会で2試合連続完封した実力は出し切れなかった。

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