東京円、143円台後半 一時1カ月ぶり安値水準

 10日午前の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=143円90銭近辺を付け、7月初旬以来、約1カ月ぶりの円安ドル高水準となった。

 午前10時現在は前日比57銭円安ドル高の1ドル=143円81~82銭。ユーロは41銭円安ユーロ高の1ユーロ=157円75~81銭。

 10日に発表される米消費者物価指数が物価の高止まりを示す内容になるとの観測が広がり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続を意識した円売りドル買いが優勢となった。

 市場では「日銀の大規模金融緩和が当面は継続するとの見方から円を売る動きも出ている」(外為ブローカー)との声が聞かれた。

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