UAE移籍のイニエスタ、ワイン醸造などサイドビジネスで多額の損失か

今夏のマーケットでヴィッセル神戸を退団し、UAE1部のエミレーツ・クラブに移籍することが決まった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ。

彼はサッカー以外にも様々なビジネスを行っており、「ボテガ・イニエスタ」という会社を通じてワイン販売やサッカースパイクのブランドなどを展開している。

ただ『El Confidencial』によれば、2009年末に創設された会社の業績は決して良くはないとのこと。

これまでの13年間で継続的に損失を出しており、総計の赤字は420万ユーロ(およそ6.6億円)を超えているとのこと。

もちろん売上高については152万ユーロ(およそ2.4億円)から216万ユーロ(およそ3.4億円)に伸びている一方、人件費や支出額がそれ以上に膨らんでいるようだ。

会社を設立した際に750万ユーロ(およそ11.8億円)を投じたイニエスタであるが、さらにその後600万ユーロ(およそ9.4億円)を注入し、主にワイン販売ビジネスの加速を狙っているという。

ただ、そのイニエスタによるワインビジネスは今のところまだ困難な状況にあり、いくつかの銘柄については最大で50%もの割引価格で売られているとか。

また他にもワイナリーを見学できるツアーの導入、ワイン畑の隣にある家に滞在できる観光プランなども提供されるようになっているそうだ。

ただ、もちろんイニエスタにとって数十億円の投資は決して致命的なものではなく、UAEでの報酬もそのビジネス面での逆転に向けて追い風になりそうだ。

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イニエスタが展開する「ボデガ・イニエスタ」のワインは日本でも販売されており、オンラインショップでの購入も可能となっている。

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