ダニエル太郎、元世界3位のラオニッチからチャンス奪えず2回戦敗退[ナショナルバンク・オープン]

ダニエル太郎、ラオニッチと5年半ぶりの対戦も白星挙げられず

現地8月9日、「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・トロント/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が行われ、予選から勝ち上がったダニエル太郎(エイブル/世界ランク115位)は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の元世界ランク3位、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ/同545位)に4-6、3-6で敗れ、3回戦進出とはならなかった。

今大会、予選第14シードとして出場したダニエルは、2試合をいずれもストレートで勝利し予選を突破。本戦1回戦では、世界ランク30位のアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(5)、6-4で下し、2回戦進出を果たしていた。

2回戦の相手は元世界ランク3位のラオニッチ。1回戦で第9シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同10位)から37本のサービスエースを奪って、2時間44分の激闘の末に6-7(12)、7-6(4)、6-3で勝利。約3年ぶりにトップ10から白星を挙げている。

2人の対戦成績は、2勝0敗でラオニッチが勝ち越し。2018年2月のATP250デルレイビーチ以来、5年半ぶりの対戦となった。

試合は、ラオニッチが強烈なサーブを生かしてポイントを獲得していくのに対して、ダニエルはラリー戦で相手を揺さぶってポイントを重ねていく。セット終盤まで互いにサービスキープが続いたが、ダニエルのサービスゲームとなった4-5でブレークされてしまい、4-6でセットを落とした。

続く第2セットでもラオニッチのビッグサーブを攻略できないダニエル。ブレークポイントを握ることができないまま、第2ゲームで許したリードを巻き返すことができずに3-6。今年3月のATPマスターズ1000マイアミ以来となるマスターズ大会でのベスト16入りとはならなかった。

勝利したラオニッチは、3回戦で第6シードのアンドレイ・ルブレフ(同7位)を6-4、6-3で破ったマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同59位)と対戦する。

© 株式会社キャピタルスポーツ