2023年10月13日より劇場公開される、内野聖陽主演、塩田明彦監督の映画「春画先生」から、内野聖陽が演じる本作の主人公である“春画先生”こと芳賀一郎の場面写真が公開された。
「変わり者で有名な春画研究者」で、“春画先生”の呼び名を持つ芳賀一郎。妻に先立たれ、世捨て人のように一人で研究に没頭するが、芳賀が執筆をしている「春画大全」の筆が思うように進まない日々を送っていた。のちに教え子となる“春野弓子”(北香那)との出会いをきっかけに春画への探求心が急激に加速するあまり、話の途中に夢中で“春画メモ”をしたり、弓子との関わりが希薄になったことでへこんでしまったり、手に入れたい春画作品を追い求めて音信不通になってしまったりと、人間味あふれる姿が見える一方、春画のためなら手段を選ばないために周りの人間を振り回してしまう。「春画大全」の編集者である“辻村俊介”(柄本佑)からは、「“春画先生”に出会うと、男も女も心のリミッターをはずされて、自分を解放することに躊躇(ちゅうちょ)が無くなってしまう」と評されるなど、変わり者でありながら人としても魅力が満載の人物だ。
場面写真では、芳賀が主催する「春画とワインの夕べ」で春画をたしなむ人々を前に、春画の歴史や楽しみ方について熱く解説をする姿を始め、自宅で春画に夢中になり、笑いながら「春画大全」の執筆に励む様子、喫茶店で見せるやつれた表情、7年前の白スーツを着こなす若かりし姿などが捉えられている。
「春画先生」は、変わり者の芳賀一郎こと”春画先生”と、しっかり者の弟子・弓子が繰り広げる、春画愛をコミカルに描いた作品。”春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎は、妻に先立たれ、世捨て人のように1人で研究に没頭していた。退屈な日々を過ごしていた春野弓子は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われるとともに、芳賀に恋心を抱いていく。やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の登場で大きな波乱が巻き起こる。それは弓子の“覚醒”のはじまりとなる。
【作品情報】
春画先生
2023年10月13日(金)全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2023「春画先生」製作委員会