中井卓大が加入?ラージョ・マハダオンダは「現マンチェスター・シティのロドリが所属してた」クラブだった

レアル・マドリー・カスティージャに所属している日本人MF中井卓大が移籍するのではないかと言われているラージョ・マハダオンダ。

スペインの3部リーグにあたるプリメーラ・フェデラシオンのグループ1を戦っており、昨季は20チーム中14位という成績だったクラブだ。

なかなかレアル・マドリー・カスティージャで出番がない中井卓大の移籍先として、同じカテゴリを戦っているこのラージョ・マハダオンダが有力候補だという記事が話題になっている。

アトレティコ・マドリーとの強い関係

ラージョ・マハダオンダは1976年に創設された比較的新しいクラブで、本拠地はマドリッド近郊の街マハダオンダ。

1987年に地域リーグから昇格してからは4部から3部を主戦場としており、2018年にはクラブとして初の2部リーグ昇格を成し遂げている。

試合を行っているのはエスタディオ・セロ・デル・エスピーニョというスタジアムで、実はアトレティコ・マドリーの練習場の中にある施設だ。

ラージョ・マハダオンダとアトレティコ・マドリーのBチームや女子チームが共同で使っているもので、収容人数はおよそ3800人。2018年に改修が行われ、2部リーグの基準に合わせた施設が追加されている。

アトレティコ・マドリーとラージョ・マハダオンダは1997年に協力協定を結んでおり、それ以降練習場やスタジアムを共有する関係となっている。

ユースに有力選手が所属

これまで所属してきた主な選手という点では、ユースにかなり有名な人物が加入していたという歴史がある。

代表的な存在は現在マンチェスター・シティに所属しているスペイン代表MFロドリ。彼は9歳のときにこのラージョ・マハダオンダの下部組織に加入し、1年後にアトレティコ・マドリーへと移って、さらにビジャレアルへと移籍した後でプロデビューしている。

他にも、リュカ・エルナンデス&テオ・エルナンデスの兄弟やマルコス・ジョレンテ、ジョバンニ・シメオネ、ムニール・アル・ハッダーディらがユース時代にしばらくラージョ・マハダオンダでプレーしていたという。

アトレティコ・マドリーとかなり近い関係のクラブである一方、あのジネディーヌ・ジダンの息子であるエンツォ・ジダンが2018-19シーズンに所属していたこともあり、決してレアル・マドリーとも険悪ではないようだ。

チームカラーとユニフォーム

チームからは白、赤、青のトリコロールで、エンブレムに書かれた雷のようなデザインが特徴となっている。

ただ、今年のユニフォームに関してはまるでリーベル・プレートのようなたすき掛けのデザインとなっており、電撃のモチーフは使われていない。

また公式グッズには雷のような形のマスコットが描かれており、これもなかなかシュールで趣があるぞ。

ちなみに、ラージョ・マハダオンダは8月20日にレアル・マドリー・カスティージャとの親善試合が予定されているとのこと。それまでに中井卓大の移籍は実現するのだろうか。

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