帰省などで鉄道利用が増える盆休みに合わせて岡山県警は10日、駅や列車内での置引、痴漢に目を光らせる特別警戒を始めた。JR岡山駅では倉敷市出身のタレントまつきりなさん(26)が「一日鉄道警察隊長」を委嘱され、啓発活動に協力した。
委嘱式には駅員や警察官ら計約20人が出席。秋山浩行・鉄道警察隊長から委嘱状とたすきを受け取ったまつきさんは「駅の利用者がトラブルに遭わないよう力を合わせていきましょう」と呼びかけた。
まつきさんらは岡山駅の在来線改札口やホーム、列車内を見回り、「犯罪に気を付けながらお盆休みを楽しんで」と乗客らに声をかけながら啓発チラシを配った。
JR西日本によると、混雑のピークは山陽新幹線、在来線ともに下りが11日、上りが15日の見込み。県警は16日までの盆期間中、警察官を普段より増やしてパトロールに当たる。