新潟県警上越署は8月9日、新潟県上越市内で計2件総額200万円の特殊詐欺被害があったと発表した。いずれも息子ら親族をかたる電話がかかってきており、金を渡した後で息子やおいに連絡をとり、被害に遭ったと気付いた。
上越署によると、市内の70代男性宅に8月2日、息子をかたる男から「俺だけど、喉を傷めた」「不倫をして妊娠させてしまった。慰謝料で400万円が必要になった」との電話があった。「100万円なら用意できる」と答えた男性に翌3日、再び電話があり、「駅近くまで現金を持って来てほしい」と指示された。男性は、待ち合わせ場所にいた弁護士を名乗る男に現金100万円を手渡した。
7日には市内の80代女性宅に、おいをかたる男から「仕事のお金500万円が入ったかばんを盗まれた。あと100万円が必要だ」「知り合いの子どもが行くのでお金を渡してほしい」と電話があり、女性は自宅近くの路上で男に現金100万円を手渡した。
