憧れの力士続々、錦木の髪結い実演も 夏巡業久慈場所

髪結い実演のモデルを務める錦木関=9日、久慈市新中の橋・市民体育館

 大相撲の夏巡業・南部久慈場所(実行委主催、岩手日報社など共催)は9日、久慈市新中の橋の市民体育館で行われた。約2千人の観客が憧れの力士との触れ合いや迫力満点の取組を楽しんだ。

 力士はファンとの記念撮影に気さくに対応。盛岡市出身で東前頭筆頭の錦木関(本名・熊谷徹也、伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)のブースには長い列ができた。観客は髪結いの実演にも見入り、「大銀杏(おおいちょう)を結う約20分間、関取衆は精神集中を行う」などの説明に興味深く耳を傾けた。

 人気力士が続々登場した取組では、錦木関が土俵に上がるとひときわ大きな歓声が。西前頭2枚目の御嶽海関に寄り切りで勝つと、会場は大きな拍手に包まれた。

御嶽海関と迫力の取組を繰り広げる錦木関(右)

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