「喜びも倍になる」 小祝さくらが狙う“54ホールV”

大会2勝目を目指す(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前(10日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6702yd(パー72)

小祝さくらは9勝目を挙げた7月「ミネベアミツミ レディス」以降も2位→4位→3位と、3戦連続でトップ5に入っている。好調の要因を聞くと「パッティング」と即答したが、「あんまり理由は分からないんですけど…」。“らしさ”は相変わらずだ。

以前から気がかりだったショットの調子も「だいぶまともになってきた。ドライバーの心配だった部分も良くなってきたので、きょうの感じで行ければ安心できるのでこの感じをキープできるように」と好転しつつある。

本大会は17年から3年連続でトップ10入り。そして、21年大会では悪天候で27ホールに短縮された“超短期決戦”を制すなど、好相性のコースでもある。「やっぱり短縮されたというのもあるので、3日間しっかりプレーして優勝したほうが喜びも倍になる」

直近3試合はいずれもトップ5。好調の要因には「パッティング」を挙げた(撮影/内山孝志朗)

開幕前日のこの日はプロアマ戦に出場した。この日の早朝まで降り続いた雨で軟らかくなったフェアウェイやグリーンのコンディションを念入りに確かめた。

「グリーンもすごくキレイで、転がりも良い。きょうはラインの読みが難しい感じがしたけど、しっかりと攻略できるように頑張りたい」と大会2勝目に向けて意気込む。

海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」に出場する“全英組”が不在の中、メルセデスランキングのフィールド最上位(5位)で臨む今週。「良いゴルフをしないと。このコースは毎年スコアが出るイメージもあるので、バーディもたくさん獲らないといけない。バーディをたくさん獲れるマネジメントを心掛けて、調子を上げてあしたに臨みたい」と気持ちを高めた。(長野県軽井沢町/内山孝志朗)

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