7月ビール類販売2社増加 飲食店向け好調、猛暑寄与

ビアガーデンの生ビール

 ビール大手4社が10日発表した7月のビール類販売実績は、アサヒビールが金額ベースで前年同月比8%増、サントリーが数量ベースで11%と2社がプラスだった。市場全体は微増(数量ベース)となった。新型コロナの5類移行に伴い、飲食店向けが好調だった。下旬の猛暑も寄与した。

 アサヒは花火大会など行事再開も追い風になったとしている。サントリーは4月発売の「サントリー生ビール」を中心に大きく伸ばした。

 自宅で飲む需要が減ったことで、第三のビールなど家庭向け商品の比率が高いキリンビールは、数量ベースで5%減だった。サッポロビールも数量ベースで1%減。発泡酒や第三のビールが前年を下回った。

© 一般社団法人共同通信社