あきれた課長、パブで優越感…勤務先の医院で詐取した462万円超で 逮捕され無職に ちやほやされた言葉は

勤務先から462万円詐取 蕨署、容疑の男を再逮捕=戸田市

 勤務先から接待交際費として現金をだまし取ったとして埼玉県警蕨署は9日、詐欺容疑で、さいたま市浦和区木崎4丁目、無職の男(53)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は2018年3月7日から同年9月27日までの間、当時、総務課長として勤務していた戸田市内の医院から、関係先の医療機関や教育機関へ訪問する際の菓子折り代や懇親会費用などとして、計135回にわたり現金計462万6458円をだまし取った疑い。

 医院経理担当者が支払先に領収証の再発行を求め発覚した。男は店などから受け取った領収証の金額を書き替えて医院に提出。16年9月から17年7月までの間、同じ手口で同医院から接待交際費として現金約1300万円をだまし取ったとして7月20日、同署に逮捕されていた。

 男は容疑を認め、だまし取った金は飲食などに使っていたとしており「スナックやパブなどで医療関係の責任者と言うと周りからちやほやされた。優越感を味わいたかった」などと供述しているという。

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