「私が彼を見つけ出す!」“主婦の情熱”が歴史を覆した驚きの実話『ロスト・キング 500年越しの運命』場面写真

『ロスト・キング 500年越しの運命』© PATHÉ PRODUCTIONS LIMITED AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.

アカデミー賞常連の名匠スティーヴン・フリアーズ監督が、サリー・ホーキンスを主演に迎え、英国王室の歴史を覆した驚きの実話を基にした映画『ロスト・キング 500年越しの運命』が、9月22日(金)より公開。このたび、場面写真と30秒予告編が解禁となった。

ひとりの主婦の情熱が歴史を変えた

本作は、ある歴史愛好家の主婦が英国王リチャード三世の真の姿を追う、実話を基にした物語。監督は、映画『危険な関係』(1988)、『グリフターズ/詐欺師たち』(1990)、『クィーン』(2006)でこれまで何度もアカデミー賞の常連候補に上がっている名匠スティーヴン・フリアーズ。フリアーズが2013年に監督した映画『あなたを抱きしめる日まで』のスティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ(脚本)とタッグを組み、この歴史を揺るがす大事件を丁寧に描いた。

主人公のフィリッパ・ラングレーを演じたのは、映画『ハッピー・ゴー・ラッキー』『シェイプ・オブ・ウォーター』などで知られるイギリスを代表する名女優サリー・ホーキンス。リチャード三世の遺骨を探すという信念を貫いたひとりの女性を、繊細かつパワフルに体現している。フィリッパの幻として目の前に現れるリチャード三世を演じたのは、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のヴィセーリス・ターガリエン役で知られるハリー・ロイド。フィリッパの心の声として、彼女に寄り添っていく。

歴史的瞬間となった発掘現場のシーンも!

場面写真には、サリー・ホーキンス演じるフィリッパ・ラングレーが、リチャード三世の遺骨発掘に向けて奮闘するいくつもの姿が映し出されている。

中でも注目したいのが、発掘現場となった社会福祉事務所の駐車場でのシーン。これはエディンバラ郊外のスコットランド国立鉱業博物館で撮影された。しかし、レスターの伝統的な赤レンガはスコットランドのその地域にはなく、また穴を掘ってセットとしてリアルに表現できる場所を探すことは、簡単な作業ではなかったという。スタッフが努力を重ねて作り上げた撮影現場には、フィリッパ本人も訪れ「まるで駐車場に戻ってきたような感じだった」とその再現度に太鼓判を押している。

他にもフィリッパが追い続ける“推しの人”リチャード三世(ハリー・ロイド)とのシーンも解禁された。発掘までさまざまな困難が待ち受けるフィリッパの前に現れたのは、彼女の空想で作り上げたリチャード三世。

親密に語り合う二人のシーンには、かつて暴君というレッテルを貼られてしまったリチャード三世と、病気(筋痛性脳脊髄炎)が原因で気力や体力を失い、不当な評価を受け、仕事で苦しむフィリッパの不思議な絆を感じさせる。これは、フィリッパとリチャード三世の感情的なつながりを描くための演出で、二人のやり取りが作品により深いエッセンスを与えている。

この意図について、製作のクリスティーン・ランガンは、「フィリッパの旅にはテーマとメタファーがあり、リチャード三世は彼女にとって象徴的な存在になっている。だからこそ、この作品は豊かで、普遍的なものになるの。私たちには誰でも、すばらしい旅を導いてくれるリチャード三世がいるはずよ」と明かしている。

30秒予告編では、ストーリーの一部を切り取った場面写真のシーンも見られるほか、フィリッパのリチャード三世への想いが凝縮された内容に仕上がっている。

『ロスト・キング 500年越しの運命』は9月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

© ディスカバリー・ジャパン株式会社