台風6号、記録的大雨 7号はお盆に影響の恐れ

台風6号の影響で宮崎県えびの市の道路に流入した土砂=10日午前(県提供)

 台風6号は10日、対馬海峡を北上し、朝鮮半島に抜けた。九州と四国の各地では10日にかけて線状降水帯が発生。総降水量が千ミリに迫る地点があるなど記録的な大雨となった所も出た。気象庁は土砂災害などに引き続き厳重な警戒を呼びかけた。一方、強い台風7号は10日、小笠原諸島・父島の南東を進んだ。15日ごろには暴風域を伴って強い勢力で東日本や西日本に近づく恐れがある。

 7号はお盆の時期に重なり、交通などへの影響も懸念される。JR東海は東海道新幹線で13~16日の一定期間に計画運休や急な運転見合わせが発生する可能性があると発表。山陽新幹線も行き先変更や運行取りやめの可能性がある。

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