台風7号、小笠原最接近へ 列島、14日から大荒れも

台風7号の5日先予想進路(10日21時現在)

 強い台風7号は10日、小笠原諸島・父島の南東を北西に進んだ。発達しながら北上し、11日には小笠原諸島に最も接近する見込み。その後も日本の南を北西へ進み、15日ごろには東日本や西日本に近づき、14日ごろから大荒れの天気になる恐れがある。気象庁は暴風や土砂災害などに警戒を呼びかけた。

 台風7号は10日午後3時の観測で勢力が「強い」に変わった。午後9時現在、時速約10キロで、中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートル。中心から半径130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。

 小笠原諸島の予想最大風速(最大瞬間風速)は11日に40メートル(60メートル)、12日に25~29メートル(35~45メートル)。12日午前0時までの24時間の予想雨量は多い所で250ミリ。その後の24時間は100~200ミリ。

 11日に予想される波の高さは小笠原諸島9メートル、12日は小笠原諸島8メートル、伊豆諸島7メートル。

台風7号の5日先予想進路(10日18時現在)

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