石油元売り大手3社の2023年4~6月期連結決算が10日出そろい、全社が減収減益となった。前年はロシアのウクライナ侵攻による資源価格の高騰が各社の業績を押し上げていたが、原油高が一服し大幅な反動減となった。コスモエネルギーホールディングスの純損益は赤字に転落した。
10日発表した最大手のENEOS(エネオス)ホールディングスの純利益は79.3%減の458億円だった。原油価格の下落で在庫評価損が生じた。
出光興産の純利益は74.7%減の454億円だった。
コスモは在庫評価損など油価下落の影響で、純損益は72億円の赤字(前年同期は775億円の黒字)だった。