北陸トンネルで緊急停止信号、JR西日本の24本が運休 原因は無線装置の故障

JR西日本本社

 JR西日本によると、10日午前10時ごろ、北陸本線の敦賀(福井県敦賀市)-南今庄(南越前町)にある北陸トンネル内で複数の列車が、緊急停止信号を受信した。異常確認のため約5時間を要し、部分運休を含め24本が運休し、22本に最大178分の遅れが発生。約1万9850人に影響した。

 原因はトンネル内に設置した異常を知らせる無線の中継装置の故障だったという。北陸トンネルは1962年完成で長さ約13キロある長大なトンネル。1972年には乗客ら30人が死亡、約700人が負傷した列車火災事故があった。

 

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