女性2人、架空請求で現金計820万円だまし取られる 同一グループの犯行か

滋賀県警彦根署

 滋賀県警彦根署は10日、彦根市の無職女性2人がそれぞれ、架空請求で現金をだまし取られたと発表した。同署が特殊詐欺事件として調べている。手口が似ており同一グループによる犯行の可能性もあるという。

 同署によると、8日に女性(89)の自宅に銀行員を名乗る女から「買い物料金の支払いが未納」などと電話があった後、警察官を名乗る男が電話で「キャッシュカードが不正利用されている」と説明、銀行協会を名乗る男が電話で「口座を凍結するので専用口座に金を移し替えてください」として市内のコンビニのATMで現金約290万円を振り込んだ。

 もう一人の女性(49)も同日、自宅への電話で「クレジットカードが未払い」などとして銀行職員や警察官、銀行協会を名乗る男3人から説明と指示があり、現金約530万円をインターネットバンキングで振り込んだという。

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