英国人ハーフ名乗る男に511万円だまし取られる 59歳女性被害、札束や金塊写真

伏見署

 京都府警伏見署は10日、ミャンマー在住の英国人ハーフを名乗る男に、会社員女性(59)=京都市伏見区=が現金511万円をだまし取られたと発表した。国際ロマンス詐欺事件とみて調べている。

 伏見署によると、女性は5月下旬に交流サイト(SNS)で男と知り合い、6月下旬に男から「ミャンマーでテロ被害に遭い、多額の報償金を受け取った。預かってほしい」などとして札束や金塊の写真が送られてきたという。その後、「送ったが税関にひっかかり、手数料が必要」と連絡を受けた女性は7月3~6日、3回にわたって指定された口座に計511万円を振り込んだ。さらに現金を要求された女性が別居する息子に借金を求め、被害が発覚したという。

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