職員への“パワハラ疑惑” 津島市副市長が辞職へ 本人は否定「信憑性もない一方的な噂」市民からは説明を求める声も

職員への「パワハラ疑惑」をめぐり、愛知県津島市の副市長が辞職を申し出ました。副市長はパワハラを否定。一方、市民からは説明を求める声も上がっています。

津島市の職員組合が今年5月に実施した「パワハラ」に関するアンケート。市の職員が津田新太副市長からパワハラを受けていた疑惑が浮上しました。これを受けて6月の市議会で、副市長に対する問責決議案が提出されましたが…。

採決の結果、賛否は8対8の同数となり議長による裁決で否決されました。直後の取材に副市長は…

(津田副市長)
「私はねパワハラしたつもりは全くありません。信憑性もない一方的な噂だけでパワハラだって今回言われてますので」

「パワハラ疑惑」を完全否定。しかし、その後も辞職を求める意見が相次ぎ、市政に混乱が広がりつつある事態に…津田副市長は8日、今月31日付けの辞職願を市長に提出しました。市によりますと、副市長はパワハラについては認めておらず、「誹謗中傷によって津島市との信頼関係が失われた今、副市長職を続けることはできない」と話しているということです。

津田副市長は愛知県の職員を経て、2020年4月に副市長に就任、来年4月まで任期を残していました。

(市民)
「道半ばですよね。よっぽどのことがあったんですかね」
「うやむやにされるのは嫌。公にテレビの会見とか市民が納得するようにしてもらえれば」

津島市は今後、職員を対象にアンケートを行い、第三者委員会を立ち上げて事実確認などを行うとしています。

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