中2更衣室閉じ込め 再発防止指示 岡山市長、生徒の心ケアも

記者会見する大森市長

 岡山市立中学校で水泳部の2年男子(14)が更衣室から出られなくなり、熱中症の疑いで手当てを受けた問題で、大森雅夫市長は10日の定例記者会見で、市教委と学校に対し、生徒の心のケアや再発防止を指示したと明らかにした。

 市長は「命に関わる重大な事案。一日も早い回復を願っている」と述べた。

 市教委は市立全ての小中学校、義務教育学校、高校計126校に、熱中症対策や点呼の徹底など安全管理の再確認を求める文書を3日付で送付。各校の部室や更衣室の鍵の仕様も調べ、対応を検討する。

 市教委によると、3日午前9時ごろ、顧問教諭が更衣室を利用していた生徒に気付かず施錠。顧問らが捜し、同10時40分ごろに見つけた。

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