チェルシーの米代表GKスロニナ、ベルギーへの武者修行が決定

[写真:Getty Images]

チェルシーは10日、アメリカ代表GKガブリエル・スロニナ(19)がベルギーのKASオイペンに1年間のレンタル移籍で加入することを発表した。

2022年夏にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のシカゴ・ファイアーからの完全移籍が発表されたスロニナは、レンタル移籍の形でシーズン終了までMLSクラブに残留。その後、今年初旬に正式加入すると、ファーストチームでの出番はなかったものの、U-21チームで8試合に出場した。

今年1月に行われたセルビア代表戦ではアメリカ代表デビューも飾ったが、今シーズンはチェルシーのファーストチームではなく、オイペンで研鑽を積むことになった。

2019年に14歳でシカゴ・ファイアーとプロ契約を締結した早熟のGKは、2021年8月に行われたニューヨーク・シティFC戦で、GKとしてリーグ最年少となる17歳と81日での先発デビューを飾った。そのデビュー戦では史上最年少でのクリーンシートも達成した。そして、シーズン終盤戦から正GKに昇格すると、MLSでは通算43試合に出場した。

193cmと現代的なGKとしては標準サイズも、フィジカル能力や反射神経に優れており、19歳とは思えない判断力やリーダーシップも兼ね備える大器。細かなキャッチング技術や足元の技術には伸びしろを残すが、ワールドクラスになり得るポテンシャルの持ち主だ。

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