「台風7号」お盆を直撃の恐れ 東海道新幹線計画運休の可能性も

「台風6号」は次第に遠ざかっていますが、「7号」がお盆を直撃する可能性があります。「台風6号」の接近に伴い、県内では一部の交通機関に影響が出ました。一方、「7号」はお盆の期間中に上陸する可能性が高まっており、関東などから4年振りに帰省するという人達も、大きな影響を受けそうです。

庄原市のリンゴ農園です。「台風6号」の接近による風の被害は免れましたが、「雨が期待外れに終わった」といいます。

■岩本観光りんご園 岩本拓海さん

「雨がないと玉太りしないのであんまりよくない。全然雨が降らないんで」

庄原市の先月の雨量は82.5ミリ。平年の約250ミリの、「3分の1」にとどまっています。今月は、リンゴの実の生育にとって大切な時期。来月上旬の収穫に向け、恵みの雨を待ちます。

一方、JR山陽新幹線は昨夜から九州方面への運転を見合わせていました。10日朝も始発列車からとりやめていましたが午前7時45分に運転を再開しました。新幹線の運休は上下25本。約5200人に影響が出ました。

一方、「台風7号」がお盆を直撃の可能性です。JR東海は、東海道新幹線を、13日・日曜日からの4日間、東京から新大阪の全区間で計画運休する可能性があると発表しました。これに伴いJR西日本も、山陽新幹線の一部の「東京などへの直通列車」の行き先を変更したり、運休する可能性があるとしています。外出の際は、台風の動きに注意が必要です。

《2023年8月10日》

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