三浦市の観光客、低調続く 22年は前年から2千人しか増えず

 2022年に神奈川県三浦市を訪れた観光客は前年比2千人増の421万人にとどまったことが9日、県の調査で分かった。新型コロナウイルス禍前の19年の7割にも達しておらず、伸び率は県内19市で最低。約8割まで回復した県全体の中で、低調な状況が続いている。

 県によると、内訳は日帰り客が前年比2%減の397万7千人、宿泊客が同57%増の23万4千人だった。19年(614万人)と比べると日帰り客は約7割、宿泊客は約4割までしか回復していない。

 観光客全体の消費額は宿泊客が伸びたため同10.2%増の78億8752万円となったものの、19年(約131億円)の約6割にとどまっている。

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