小学校プールの水、5日間出しっ放し 川崎市が教諭らに賠償請求 損害額は

川崎市教育委員会

 川崎市教育委員会は10日、市立稲田小(同市多摩区)のプールに水を張る作業に不手際があり、5日間水を出し続けて約220万リットル(25メートルプール約6杯分)を流出したと発表した。上下水道料金の損害額は約190万円で、市は8日付で関係職員に約95万円を賠償請求した。

 市教委によると、5月17日午前に30代の男性教諭がプール脇の機械室で装置を操作し、注水を始めた。その際に濾過(ろか)装置も作動し、プールは空だっため警報音が鳴った。警報音を止めるために機械室内のブレーカーを落としたところ、給水装置の電源も切れた。

© 株式会社神奈川新聞社