岡山県内 倒木でJR運休、遅れ 一部空の便やフェリー欠航 停電も

 台風6号の影響で岡山県内は10日、各地で風が強まり、JRの在来線で倒木により運休や遅れが発生したほか、一部の空の便やフェリーが欠航。岡山市などで停電もあった。

 各地の最大瞬間風速は岡山市中心部22.6メートル、津山市21.8メートル、新見市千屋19.8メートル―など。JR伯備、津山、姫新の3路線で午後0時20分ごろから同3時45分ごろにかけ、線路上に木や竹が倒れ一時運転を見合わせ、計約1800人に影響した。うち津山線の神目―弓削間、佐良山―亀甲間、姫新線の東津山―美作大崎間で列車が木や竹に接触したが、けが人はなかった。

 岡山桃太郎空港(岡山市)では、午前11時20分岡山着の東京便1便が強風で着陸できず、行き先を神戸空港(神戸市)に変更。その機体で正午に出発予定だった札幌便が欠航となった。フェリーは日生港(備前市)と小豆島を結ぶ航路が午前から計6便欠航した。

 中国電力ネットワークによると、岡山、総社、津山市など広範囲で午前4時から午後4時ごろにかけて延べ約1万3300戸が停電した。強風による高圧線の断線や飛来物の接触などが主な原因という。

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