生徒とLINEで2900回以上やりとり 補習でセクハラ行為も

 無料通信アプリ「LINE」で女子生徒に不適切な内容を含むメッセージを2900回以上送ったほか、セクハラ行為をしたとして、横浜市教育委員会は20日、市立中学校の男性教諭(42)を停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は同日依願退職した。

 市教委によると、男性教諭は昨年春から今年2月にかけて、同校の女子生徒ら3人にメッセージを送信した。1人の生徒だけで約2900回に上り、そのうち約260回が「好き」「かわいい」「会いたい」といった不適切な内容だった。メッセージは放課後の勤務時間に送られることもあったという。

 また、昨年10月と11月に開いた2回の教室内での補習中、このうち2人の女子生徒に抱きついたり、手を握ったりした。

 1人の女子生徒が保護者に相談して発覚。女子生徒は「嫌だった」と話しているという。男性教諭は「生徒との信頼を裏切り、傷つけてしまった。心から謝りたい」と話しているという。

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