ただいま、再会に笑顔 富山県内で帰省ラッシュ始まる

続々と改札口を通る帰省客ら=富山駅

 お盆を富山県内で過ごす人たちの帰省ラッシュが10日、本格的に始まり、JR富山駅の新幹線改札口では、家族との久しぶりの再会を喜ぶ帰省客の姿が多くみられた。JR西日本金沢支社によると、11日に入り込みのピークを迎えるという。

 夫婦と娘の家族3人で富山駅に着いた東京都の奥村真由美さん(52)は「富山に来るのは5月以来。家族3人で合掌造り集落に行くのが楽しみ」と話した。富山市にある夫の実家で過ごす予定で、娘の怜衣(れい)さん(14)は「おばあちゃんに会えてうれしい。富山のおすしを食べたい」と声を弾ませた。

 同支社の10日午後4時時点のまとめによると、北陸新幹線の自由席乗車率は、午後に東京を出発した2本で最大80%だった。大阪発の特急サンダーバードは、3本で自由席乗車率が120%となった。

 11日の東京発金沢行き北陸新幹線の指定席は10日午後1時時点で、36本中27本が満席になっている。同支社はUターンのピークを13日と見込んでいる。

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