『笑点』国立演芸場で大喜利を収録

1979年に落語、講談、浪曲、漫才などの大衆芸能を上演するホールとして誕生し、今年10月をもって閉場する初代国立演芸場。(2029年以降に二代目国立演芸場として再開場予定)
閉場を前に、笑点メンバー一同にとって馴染み深いこの初代国立演芸場で、「笑点×国立演芸場特別公演」として笑点の大喜利の収録が行われた。

舞台裏に故・歌丸師匠、故・六代目円楽師匠の写真が飾られた特別な舞台で行われた大喜利では、毎年8月に国立演芸場の高座に上がっていた歌丸師匠、そして歌丸師匠の跡を継いで中席のトリを務めていた円楽師匠を偲ぶお題が出題され、笑点らしい応酬に会場は温かな笑いに満たされた。

収録後にはレギュラーメンバー全員による会見が行われ、国立演芸場にまつわる思い出を聞かれた好楽師匠が「ここで賞をいただいたことがあるんですよ。みんなびっくりするでしょ。あれが私のピークでしたね」と語ると、小遊三師匠も「初めて二ツ目で独演会をこの会場でやらせてもらいまして、一生懸命やりました。それが私のピークでございました」と続け、以降メンバーがそれぞれの「ピーク」を語り一同大笑いの一幕も。

また、歌丸師匠、円楽師匠と縁の深い舞台での収録に、長くふたりとともに笑点メンバーを務めた好楽師匠は「(ふたりが亡くなるのが)早かったですからね。その分私たちが頑張らなきゃならない。いま頑張っていますけどね(笑)」と、司会の昇太師匠は「きょう笑点を国立演芸場でやったということが笑点の歴史の中でもひとつのポイントにもなるし、歌丸師匠や円楽師匠が頑張っていたこの場所で笑点ができたことは、とてもきょううれしかったです」と語った。

今回収録された大喜利は、13日、20日放送の「笑点」で放送されるほか、収録後の会見の模様は11日(金・祝)放送の「news every.」(午後3時50分~7時/一部地域を除く)で放送予定となっている。

◆『笑点』
毎週日曜 午後5時30分~午後6時 28局ネット
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