片桐仁「鬼太郎EXPO」アート作品で親子共演果たす 「ゲゲゲの女房」では貧乏神役

俳優でアーティストの片桐仁(49)が10日、東京・池袋サンシャインシティ展示ホールCで行われたトリビュートアート展「鬼太郎EXPO」の内覧会イベントに出席し、次男・春太さん(12)との親子共演を果たした。

72人の作家が「鬼太郎」をモチーフに絵画、立体造形、映像などのアート作品を出展。片桐はNHKドラマ「ゲゲゲの女房」で貧乏神役を演じており、「呼んでもらえなかったら、どうしようと思っていた」とほっとした様子。春太さん、原作者の漫画家・水木しげるさんの長女・原口尚子氏と一緒に、鬼太郎ばりに黄色と黒のちゃんちゃんこ姿。自身が手がけた立体作品「メンボー神」を前に「ダジャレです。貧乏神をそのまま作るのも、と思いました。綿棒のように、あると思ったらない。弟は(つまようじがモチーフの)ツマヨー神です」と紹介した。

春太さんは、今イベント限定で公開される「落花生人」を披露。千葉・船橋市のゆるキャラ「ふなっしー」から触発され、千葉の特産品・落花生をモチーフとした立体作品。「人を捕まえて中に入れて落花生にする」と紹介し、中からさらに小さな“落花生人”が出てくる工夫が込められた。ハイテンションな父とは対照的に落ち着いた様子。息子からコメントを引き出そうとした片桐が不発に終わり、「ふってみたんですけどね~」と頭をかく場面もあった。

「鬼太郎EXPO」は同所で開催され、期間は11日から27日まで。作品展示のほかにアニメ第1期から第6期の歴史紹介、限定グッズの販売なども実施される。片桐は「どう料理しても鬼太郎が出てくる」と、原口氏は「どの作品にも愛があふれている。新鮮で興味深かった」と感想を口にしていた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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