海外風習紹介授業でコカ葉紹介、免職重すぎの声

 小学校教諭がコカイン原料のコカの葉をコロンビアに旅行した際に土産物店で購入し、持ち帰って3年生の授業で海外の風習を紹介する一環に児童に見せ、懲戒免職になったことにネット上では「懲戒免職は重すぎるのでは」との声が相次いでいる。

 教諭は愛知県豊橋市立幸小学校で勤務していた。愛知県教委は8日、懲戒免職処分にした。教諭は2017年~18年にコロンビアを旅行の際に購入し、自宅で保管していたという。児童に見せたのは「世界の国々への理解を深めてもらいたかったため」といい「違法と知らなかった」と県教委に話したという。違法性を認識していたとすれば児童に紹介することはなかったことは容易に推測できる。

 ネット上の書き込みでは「この先生と少し仕事を一緒にさせていただきました。国際教育に真剣に力を入れていました。外国人の多い豊橋の国際教育が進んだものこの先生の功績が大きいのかなと思います。外国でのボランティアや生活が長かったと聞いています。きっとこの授業も、外国のものをいろいろ見せた中にあった1つで、コカの葉を見せることが1番の目的ではなかったんじゃないかと思います。でも児童の親にしてみたらこのことを子どもから聞いたらビックリしてしまうだろうし、何よりここは日本で違法になるということまで考えられなかったのは残念です。憲法上は違反なことですが、懲戒免職までは…というのが率直な気持ちです」と職場を共にしたという人からの投稿も。

 他にも「コカ葉持ち込みと児童に見せるなんて軽率に過ぎるから免職は避けられないとして、もしもこの教諭が裁判すれば、使用したり譲渡したりしたわけではないから、懲戒免職自体は厳しすぎると判断されると思うけどなぁ」

「校内の性犯罪やイジメは隠蔽するのにこういうのは処分するんだな〜。この先生は人として悪い事をしたとは思わない。また教壇に立つか、子供たちに教える仕事をしてほしいな」「軽率に過ぎた行動だとは思う。でも、懲戒免職はやり過ぎ」などなど。「児童に性的イタズラするような教員こそ懲戒免職せえよ」との声も。(編集担当:森高龍二)

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