お盆にドコ行く? 近場で家族一緒におでかけできる意外な「穴場」とは?

 夏休みもいよいよ後半戦。今年はお盆休みに帰省や旅行に出かける家庭も多いのではないだろうか。JR各社が発表した8月10日から17日までの新幹線の指定席予約状況によると、下りのピークは11日(金)で、終日ほぼ満席、Uターンのピークは15日(火)と予想されており、13日から15日までは午後を中心に満席の列車が増えている。

 一方、沖縄や九州地方を中心に猛威を振るっている台風6号の被害に加え、接近中の台風7号、さらには再び拡大傾向がみられる新型コロナウイルスの感染を懸念したり、猛暑の中の渋滞や長距離移動を回避したいという思いなどから、お盆期間は自宅や近場でのんびり過ごしたいと考えている人も多いのではないだろうか。

 そんな中、近場で涼を得ながら家族で楽しめる「意外な場所」に注目が集まっている。その一つが住宅展示場だ。そもそも、お盆やゴールデンウィークなどの長期休暇期間は、住宅展示場のかき入れ時でもある。住宅展示場やそこに出店している住宅メーカー各社も、それを見越して様々なイベントや目玉商品、期間限定の特別なサービスなどを投入してくる時期でもあり、毎年賑わいを見せるが、今年の夏はとくに訪れる人が増えそうだ。その理由は、金利の上昇だ。

 日本銀行は7月末に開催した金融政策決定会合で、イールドカーブ・コントロールの運用を柔軟化することを決定。この影響で、すでに長期金利の上昇がじりじりと始まっており、

 8月3日には一時的にではあるものの、2014年1月以来の高水準となる0.655%まで上昇した。住宅ローンへの影響は最も深刻で、住宅購入のハードルが一段と高くなってしまうことが懸念されている。住信SBIネット銀行がこれに対抗する商品として、これまでの35年から50年に返済期間を延ばして月々の返済額を抑える住宅ローン商品の販売を発表するなど、動きも活発になってきている。住宅購入を検討している人は出来るだけ急いだ方が良いいだろう。

 先も述べたように、お盆期間の住宅展示場は各住宅メーカーの力の入れ具合も特別なので狙い目だ。例えば、ここ数年間、飛ぶ鳥を落とす勢いで事業を拡大している住宅メーカーのAQ Group(アキュラホーム)の展示場では、7月22日~8月17日までの期間「45周年・夏の大感謝祭フェア」を開催している。なんと最大1000万円相当分の設備などが当たる抽選会や、世界最高水準の断熱等級7(地域区分6地域、UA値≦0.26)の「剛木造 超断熱の家 プレミアム」とLDK30帖・無柱・壁の大空間に天井高2.8mという超空間設計の「剛木造 超空間の平屋」を合計200棟限定で先行販売しているので必見だ。災害級の暑さへの対応や光熱費高騰から断熱性能の高い省エネ住宅への関心が高まっている中、最新・最先端の断熱技術は実際に見学しておくだけでも価値があるだろう。

 また、一条工務店の展示場では8月31日まで、子どもたちに大人気のキャラクター・すみっコぐらしとのコラボキャンペーン「ENJOY! SUMMERキャンペーン」を開催。豪華景品が当たるキーワード探しなどもあるので、家族みんなで来場しても、子どもたちも退屈せずに過ごせるだろう。笑顔の中、マイホームで暮らす家族の幸せな未来もリアルに見えてくるのではないだろうか。

 サマーフェアを開催している住宅展示場も多く、夏休み期間中とあって、子どもたちが喜びそうなイベントや出店、ワークショップなどが目白押しだ。さながら縁日のような賑わいを見せる展示場もある。近い将来に住宅購入を検討している人はもちろん、そうでない人も、近くで家族と楽しく遊べる近場のテーマパーク気分で足を運んでみてはいかがだろうか。(編集担当:今井慎太郎)

近場で涼を得ながら家族で楽しめる「意外な場所」に注目が集まっている

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