北茨城に部屋後援会を 二所ノ関親方ら市長表敬

豊田稔市長(中央右)を表敬訪問した二所ノ関親方(同左)と二所ノ関部屋の力士ら=北茨城市役所

茨城県北茨城市民の有志らが10日、市役所の豊田稔市長を表敬訪問し、市内に大相撲二所ノ関部屋(同県阿見町)の後援会を立ち上げる方針を伝えた。二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)や同部屋の力士も同行した。同部屋の後援会組織は発足すれば初めて。同市の支援者代表、滑川修一さん(66)は「同部屋と交流しながら、北茨城市で相撲が親しまれるよう盛り上げたい」と展望を語った。

後援会は、二所ノ関親方と交流のある市内の支援者が中心となり、年内の発足を目指す。同部屋は市内の子どもを対象にした相撲教室を開き、相撲の魅力を伝えていく。

二所ノ関親方は「たくさんの人に相撲に興味を持ってもらえるような活動をしたい」と意気込み、「阿見町と離れているが、同じ茨城県で応援してもらえるとうれしい。今は茨城出身の力士がゼロなので、北茨城で紹介いただければ盛り上がる」と話した。

豊田市長は「相撲は日本を代表する文化。市民総出で、二所ノ関親方や部屋の皆さんを応援したい」とエールを送った。市は同部屋に地元産のコメ150キロを贈った。

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