【恐竜科学博体験ルポ&グッズ紹介】カフェには恐竜の卵型ドリンクも!六本木「DinoScience 恐竜科学博 2023」

かっこよくて浪漫があって、最近は女性のファンも増えている恐竜の世界。東京・六本木「東京ミッドタウン・ホール」では、2023年7月21日(金)〜2023年9月12日(火)まで「DinoScience(ディノサイエンス) 恐竜科学博」を開催中。2023年の最新の恐竜時代を、グッズとカフェも一緒に大紹介します!

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前回よりスケールアップ!恐竜科学博!

六本木の商業施設「東京ミッドタウン」内にある「東京ミッドタウン・ホール」にて、2023年7月21日(金)〜2023年9月12日(火)まで開催中の「DinoScience 恐竜科学博 2023」。前回の2021年夏、神奈川・横浜にて開催されたときは約20万人(来場約16万人、オンライン約4万人)を動員した大好評の企画展。リピートを望む声も多く、今回は、オリジナルコンセプトや世界初公開の展示も加えてスケールアップしています!

今から約6600万年以上前の白亜紀後期。現在の北アメリカ大陸西部に存在していた、失われた大陸「ララミディア」。トリケラトプスやティラノサウルスをはじめとする“最後の恐竜たちの楽園”にスポットをあて、恐竜の骨格標本や映像展示などが各展示室で繰り広げられています。

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少年トリケラトプスと冒険へ

恐竜たちが生きていた森の木漏れ日を思わせる影を床に落とした入口。壁に投影された幼いトリケラトプスの影絵の映像がトコトコとご案内。本企画展の企画・監修は、サイエンスコミュニケーター「恐竜くん」。恐竜くんの雄大で美しいイラストも企画展の見どころです!

最新の科学をもとに考えられた骨格標本。まるで今にも動き出しそうに、躍動感あふれるポーズで組み立てられています。恐竜くんがポーズをデザインし、アメリカの研究所とやり取りをしながら組み立てているとのこと。等身大で緻密で、思わず息をのみます。史上最大級の翼竜「巨大翼竜ケツァルコアトルス」(写真)もそのひとつ。足元に立つと頭からバクっと食べられそうな感覚に!

入口の影絵で登場したトリケラトプスの幼体は、最新の科学技術で明らかになったデータを元に骨格が再現されていました。骨格標本のそばには、写真付きで生態の説明も。

恐竜が生活していた当時の風景を、イラストと骨格展示で忠実に再現。

「ティラノサウルス・レックス幼体」(右)と「ディデルフォドン・ヴォラックス」(左)の遭遇! イラストの通りに、骨格標本も展示しています。

弱肉強食の瞬間を垣間見る「追う存在、追われる存在。」。追う恐竜は「ダコタラプトル・ステイニ」。後ろ脚が強靭で俊足であったと考えられ、有名恐竜映画の影響で人気の恐竜。追われている恐竜は、ダチョウ恐竜の「ストルティオミムス」。骨格だけですが、映画さながらの臨場感が漂っています!

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幻想的な白亜紀のアクアリウム

前回も大人気だった海のシーンを、今回は「白亜紀アクアリウム」として新設。全長13mに達する海の王者「モササウルス」(右)が支配する「ニオブララ海」を再現しています。実はこっそり動いているのではないかと錯覚してしまうほどの動きの余韻があります。

世界初公開「エラスモサウルス・プラテュルス」の幼体。長い首が特徴の首長竜で、魚の群れを追いかけています。解説によると、首は上向きにはあまり動かせないが、左右や下方向にはよく曲がる、とのこと。しなやかなうねりが波の流れまでも想像させ、まるで太古の海をダイビングしているような気分になって癒されました。

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超ビッグサイズ!レイン&スタン

フィナーレはこちら。史上最も完全な骨格と皮膚化石が一緒に発見された奇跡のトリケラトプス「レイン」(左)と、ティラノサウルス「スタン」(右)の等身大の展示。恐竜の楽園に迷い込んでしまったようでスリル満点!

2体とも頭が低い位置にあるので、自分の見たい箇所をすぐ目の前で観察できます。精密な骨格の配列にも美しいです。

この2体の全身骨格展示のすぐ横の壁側に設置している、ソニーの高精細な空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』は必見! 3Dメガネやヘッドセットを装着せずに肉眼のままで、トリケラトプスとティラノサウルスの立体映像を見ることができます!

大きな図鑑を眺めているような展示、太古の森を旅しているような3分半程の映像が観られるコーナー、恐竜の息遣いを感じられる「新感覚音響ガイド」(当日券900円)など、全部体験してほしいことばかり。期間中18時からは照明演出が変わる「ナイトミュージアム」も実施し、昼間とはまた違う冒険ができそうですね。

化石の発掘体験や、恐竜頭骨の色付けなど、ワークショップも様々に行われています。当日飛び入り参加のものから、限定ワークショップ(要予約)のものまで、恐竜科学博をより深掘りできる体験です。

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カフェ&バー

小階段を上がったステージには、レインとスタンを見ながら休憩と食事もできるカフェ&バーも登場し、非日常度は100%!

恐竜ナゲットや骨付きフランクなど恐竜モチーフのフードやスイーツ(800円〜)。

数量限定「恐竜の卵型ドリンク(飲み終えた卵は持ち帰りOK)」(写真)のドリンク類に、1日2杯限定の特別なアルコールなども多数用意しています(500円〜)。

ちなみに、東京ミッドタウン内の各店舗でも、期間中は恐竜科学博とのコラボメニューが登場しています。料理にスイーツ、キッズメニューまで、1人でも家族でも楽しめるラインナップです。

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グッズ

最後は、会場内のオフィシャルストアも要チェック。公式図録、本展オリジナルデザインのグッズ、アメリカン・アウトドアブランド「GERRY」や、「ディズニー」「スヌーピー」とコラボしたグッズなど約140点も販売しています。

「公式図録」は、恐竜くんが全面的に執筆し、描き下ろしイラストも掲載。全196ページの大ボリューム。

“これぞ恐竜!”と言えるリアルな恐竜を描いたTシャツやトートバッグ。

女性も着やすくて、普段使いしやすいポップなデザインのものまで。

ポロシャツ、帽子、リュックと、親子でそろえたくなる恐竜冒険スタイル!

キャンプグッズ、マグカップ、文具、お菓子まで、会場限定グッズもたくさん!

恐竜科学博オリジナルカラーのビニールモデルフィギュアは、特に子どもたちに大人気。

ティラノサウルス、トリケラトプス、翼竜など、大小のぬいぐるみはキュートぞろい!

自分用にもお土産用にもぴったりで、どれにしようか迷います!

出口にはガチャガチャもあって、最後の最後まで魅力満載なグッズコーナー!

*全商品数量限定で、予告なしに商品価格や仕様等が変更する場合あり。

来年には、明日には、また新たな事実が発見されているかもしれないと思うと、2023年にわかっている恐竜たちの姿を観察できる大規模展示は大変貴重で、夢と浪漫がいっぱいでした。

DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

期間:2023年7月21日(金)~2023年9月12日(火)

開館時間:*閉館30分前までの入場

【月~木・日】9:00~21:00(最終入場 20:30)

【金・土・祝日・特定日】9:00~22:45(最終入場 22:15)

*毎日18:00以降はナイトミュージアムを開催

*日曜は21:00で閉場

*特定日:8月7日(月)~10日(木)

*8月23日(水)18:00〜21:00は貸切営業

当日チケット(税込価格)

平日限定:一般3,000円、中高生2,200円、子ども(3歳~小学生)1,600円✳特定日除く

土日祝・特定日限定:一般3,300円、中高生2,500円、子ども(3歳~小学生)1,800円

平日夜(18:00~):一般2,500円、中高生1,700円、子ども(3歳~小学生)1,100円✳特定日除く

公式サイト:https://s.mxtv.jp/event/dino-science/

企画・監修:恐竜くん(田中真士):https://kyoryukun.com/

場所:東京ミッドタウン・ホール

住所:東京都港区赤坂9-7-2(東京ミッドタウン地下1階)

問い合わせ(11:00-17:00):0570-02-8933

交通:都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木駅」地下通路直結、東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口から徒歩約3分

[all photos by kurisencho]

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