“サギ”イラストで“詐欺”防止呼びかけ 県警、小山城南高生らが駅で広報活動

防犯を呼びかけるチラシなどを手渡す小山城南高の生徒(左)と黒嶋犯罪抑止対策官(中央)=10日午前、JR小山駅

 家族で集まる機会が増えるお盆を前に、県警や小山城南高の生徒らが10日、JR小山駅で特殊詐欺の被害防止を駅利用者らに呼びかけた。

 家庭で話題に上げてもらい防犯意識を高めてもらおうと、警察官や小山市職員、JR東日本職員ら約20人と、同校家庭クラブの3年生9人が参加。生徒らの考案を基に作成した防犯啓発のチラシなどを配った。

 チラシには「詐欺」にちなんでサギやワカサギ、ウサギのイラストを活用した。同クラブ会長の塚本夏希(つかもとなつき)さん(17)は「チラシを渡すことで防犯につながると思う。多くの人に受け取ってもらえてよかった」と話した。

 県警生活安全企画課の黒嶋聡(くろしまさとし)犯罪抑止対策官は「家族で話し合って絆を強め、犯罪被害防止に努めてほしい」と呼びかけた。この日はJR宇都宮駅でも、同様の広報活動を行った。

 

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