ピアストリ、レッドブルF1の噂は“光栄”としつつも「今いる場所に満足している」と主張

 マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1で時の人となっている若手であり、自分が注目されていることや、パドックで広まり始めている避けることのできないうわさについて喜んでいる。

『TalkSport』の最近のインタビューで、元F1チームオーナーのエディー・ジョーダンは、レッドブルは2025年のセルジオ・ペレスの後任候補としてすでにピアストリを検討している可能性が高いと示唆した。それ以来繰り返し憶測が広まっているが、優れた才能を持つピアストリは、そうしたコメントによって褒められたような気分にはなるものの、ほのめかしについては退けた。

「そうしたコメントが出ていることは光栄だ。僕は今いる場所に満足している」とピアストリはスパ・フランコルシャンで語った。

「そのような形で話題になるのはいつだっていいことだし、僕のシーズンはだいたいにおいてかなりいいものになっている。ミスやもう一度やり直したい瞬間は間違いなくあるけれど、今になってそういうことを言うのは簡単なことだ」

「ドライビングに関しては今の状況に満足しているし、今も改善すべきことや学ぶことがたくさんある。僕にはすごく速いチームメイト(ランド・ノリス)がいて、彼から学ぶことができる。ベンチマークとなる彼がいるだけで、スピードを取り戻す助けになる」

「僕は今いる場所に満足している」

2023年F1第13戦ベルギーGPスプリント オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の2番手獲得を祝うチーム

 マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、これまでのシーズンに対するピアストリの評価に確かに同意し、唯一状況のせいで表彰台を逃した先月のイギリスGPでのピアストリの力強い進歩を強調した。

「(シルバーストンでは)彼は間違いなく表彰台にふさわしかった。残念ながらセーフティカーのタイミングで彼は表彰台を逃した」とステラはスパで語った。

「オスカーについては結果にピークが見えるが、我々にとっては彼の軌道を確認しているにすぎないことだ」

「バーレーンを振り返ってみれば、我々はすでにセッションからセッション、そしてテストから開幕戦への彼の進歩について話をしていた。オスカーにあると思われる速さと一貫性を活かそうとしているのだと思う」

2023年F1第13戦ベルギーGPスプリント オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

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