造船所内での漁船横転事故 船体の固定作業始まる 宮城・気仙沼

宮城県気仙沼市の造船所で漁船が横転した事故で、船が傾かないように固定する作業が行われています。

9日午前9時40分ごろ、気仙沼市の造船会社「みらい造船」で、全長約40mのまき網漁船が横転し、乗組員1人が背中の骨などを折る大けがをしました。

現場では11日から、漁船の傾きを防ぐため、海底まで伸ばした鉄柱と船を連結させて固定する作業が始まりました。

警察によりますと、漁船は専用の車でけん引している時に、乗せていた台座がレールから外れたためにバランスを崩し、横転したとみられています。

また、横転の影響で船から海上に油が流出していて回収作業が行われています。

気仙沼海上保安署によりますと、これまでに漁業への被害は確認されていないということです。

© 株式会社東日本放送