高梁・備中松山踊り14日開幕 会場周辺で交通規制

 岡山県三大踊りの一つ「備中たかはし松山踊り」(県重要無形民俗文化財)が14~16日、高梁市中心部で開かれる。新型コロナウイルス対策で昨年禁止した合いの手を解禁するなど、4年ぶりの通常開催。期間中、会場周辺を交通規制=図=し、高梁小と高梁中に無料駐車場を設ける。

 3日間とも午後7時~10時。昨年中止した競演会も復活し、14日は子ども会やスポーツ少年団の4団体約150人、15、16日は職場や地域単位の24団体約620人が踊りの美しさを競う。各日午後7時半からは一般来場者も踊りに参加できる。

 関連イベントとして、精霊流し(15日午後7時半、高梁川)、納涼茶会(16日午後5時半、市役所)もある。

 江戸時代初期に始まった松山踊りは、ゆったりとした「地踊り」、軽快な「ヤトサ」、扇子や刀を手に舞う「仕組(しぐみ)踊り」の3種類で構成される。問い合わせは、主催する同踊り保存会事務局の市観光協会(0866―21―0461)。

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