新潟・柏崎刈羽原発の敷地に釣り人が侵入、有刺鉄線の一部断線で立ち入り可能に

柏崎刈羽原発

 東京電力は8月10日、新潟県に立地する柏崎刈羽原発で6月下旬、敷地内に釣り人1人が立ち入る事案があったと発表した。立ち入った直後に監視装置で発見し、敷地外に退去させた。

 釣り人が立ち入ったのは、原発敷地の最も外側にある「周辺監視区域」。敷地の境界には有刺鉄線を設置しているが、一部が断線し、人が侵入できるようになっていた。

 事案があったのは6月27日。東電によると、立ち入った釣り人は不審な物は持っていなかった。有刺鉄線がいつ断線したかは不明で、現在は修復し、付近に注意喚起の看板を設置したという。

© 株式会社新潟日報社