ザポロジエ原発で水漏れ 放射性物質の外部放出なし

 【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)は10日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポロジエ原発4号機の原子炉格納容器内にある蒸気発生器から水漏れを検出したと明らかにした。外部への放射性物質の放出はないとしている。

 ザポロジエ原発は6基の原子炉を備えている。原発を安全に保つために必要な水蒸気をつくる目的で、4号機は「高温停止」状態にしていたが、水漏れを受けて冷温停止させる。代わりに6号機を高温停止させる方針といい、IAEAは注意深く監視するとしている。

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