11日からお盆休みがスタートし、静岡県内各地の行楽地は家族連れで賑わいました。清水港には大型客船の入港を見ようと多くの人が訪れました。これまで寄港した中で最大となる豪華客船です。
清水港には過去最大の客船を見ようと入港予定の1時間前から多くの人が集まっていました。
(見物客)
「これだけ大きいのは初めてだからね」
(見物客)
「見えた、見えた」
待っていた人たちが一斉にカメラやスマホを構え、巨大な豪華客船の姿を記録していました。今回、寄港したのは「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」。総トン数16万9千379トン、2019年に入港した「マジェスティック・プリンセス」を抜き、清水港に来た船の中で最大となります。全長は347m。東京タワーの高さより14mも長いことになります。岸壁では地元の神輿と太鼓で乗客たちをお出迎え。手厚い歓迎に乗客もダンスも応えます。乗客は約4500人。うち4分の1はアメリカ人でした。写真愛好家の男性、画角に入りきらないとレンズを取り替えます。
(写真愛好家)
「いいデザイン」
子どもたちも大興奮です。
(父親)
「マンションみたい」
(子ども)
「乗ってみたい」
(父親)
「いつかね」
船は7月31日にシンガポールを出港、ベトナム、中国などをまわり日本へ来ました。この後、清水港を午後7時に出港し、最後の目的地、横浜へ向かいます。
一方、こちらは日本有数のリゾート地、熱海。駅前は…。
(坂井 太一記者)
「午前11時半です、電車や新幹線が到着するたびに改札から続々と観光客が出てきます」
(東京からの観光客)
「電車もめっちゃ混んでいた」「きょうからお盆休みだから人が多くて、ランチ食べに行くのも大変だと思う」
(神奈川からの観光客)
「すごいですよね、久々に人込みにまぎれたんで」「お盆休みは気合がいりますね、子どもたちとべったりなので」
タクシー乗り場もこの行列…。土産物店が立ち並ぶ商店街もこの通り。
(観光客)
「めっちゃおいしいです」
お昼どきになると飲食店にも行列ができていました。さらに…。
(坂井 太一記者)
「こちら熱海サンビーチです、ビーチの長さはおよそ400m あるんですが、ずらーっと、多くの人で賑わっています」
(東京からの観光客)
「家に帰る頃に台風が来ると思う 、きょうは大丈夫だと思う、早く遊んで早く帰る、お盆中は家にいる」
一方、旅館やホテルではすでに台風7号の影響を受けています。
こちらでは、夏休みシーズンは35室、全て満室でしたが、13日からの3日間で、すでに1割ほどのキャンセルがあったといいます。
(熱海聚楽ホテル 森田 金清 社長)
「天気予報通り(台風が)ヒット すれば当然もっとキャンセルが 出てくると思います」「食材はもちろん、洗濯屋さん酒屋さん、全ての業種は客が来ることで成り立っている、 13日14日15日に客が来な いというのは、みんなそれをあてこんで仕入れをしているの で非常に困る状況になる」
また、多くの家族連れでにぎわいをみせたのが浜松市西区の遊園地「浜名湖パルパル」です。暑い日に特に人気なのが…。毎年、夏の時期だけオープンしているプールです。
(子ども)
「楽しい!」「流れているから、ぷかーってなって何もしなくても進むところ」
(子ども)
「めちゃ気持ちいいです」「1周しようとしたら2周しちゃいました」
始まったばかりのお盆休み。過ごし方を聞いてみると…。
(Q.過ごし方は?)
(来園客)
「初日は満喫して台風が心配なので後は家にこもろうかなって考えています」「なるべく楽しんでもらえうように子どもたちに」
(Q.過ごし方は?)
(来園客)
「(東京から)実家に帰省する感じで来まして 夏だしプール」「強いっていうから台風も」「早めに帰ろうかと悩んでいるところ」
台風を気にかけながらも晴天に恵まれたお盆休みの初日を楽しんでいるようでした。