台風7号の影響で東海道新幹線は13日以降、計画運休する可能性がでています。これをうけ、お盆の旅行や帰省の計画を変更する人も…。
（山田 豊 記者）
「お盆初日の白浜大浜海岸です、台風からの大きな波の影響できょうは遊泳禁止になっています」
閑散とする静岡・下田市の白浜大浜海水浴場。伊豆最大のビーチとしていつもは多くの人でにぎわいますが、台風の影響で波が高いことから「遊泳禁止」となりました。地元の観光協会によりますと、下田市内のほかの海水浴場も今後、高波の影響で「遊泳禁止」になる可能性があるということです。
一方、帰省ラッシュがピークを迎えた静岡駅では…。
（宮下 楽 記者）
「午前10時すぎの静岡駅です、きょうがお盆休み初日ということで、スーツケースなどをもった多くの人で、駅は混雑しています」
駅の構内は帰省や旅行などに出かける多くの人であふれていました。
（帰省する人）
「きょうは大阪に帰ってホテルでゆっくりして、それから親戚の家に行く予定」「大阪にいたときの同僚に会おうと思っている」
JR東海は 10日、台風7号の影響により13日から16日までの間東海道新幹線や静岡地区の在来線で計画運休や運転見合わせの可能性があると発表しました。これを受け、窓口には、お盆の予定を変更する人の姿も見られました。
（帰省する人）
「2泊3日の予定だったが、1泊にして、あす帰ってくる予定に変えた」
JR東海は、旅行の予定を変更することも考えてほしいと呼びかけています。
一方、ことしは久しぶりに遠出する人たちも…。
（佐野 巧 記者）
「空港ではキャリーバックなど大きな荷物を持って旅行に行く人でにぎわっています」
静岡空港では、沖縄や北海道に向かう便に乗る人で混雑していました。11日から９日間の予定で沖縄に行く人は…。
（沖縄に旅行）
「伊江島に行ってシュノーケリングをする予定です」「全力で楽しみたいと思います」
（宮崎に帰省）
「（宮崎の）おじいちゃんとおばあちゃんに会いに行きます、帰省です」「（台風の影響で）帰りが帰ってこられるか心配」
ことしはコロナが５類に移行し、旅行に対する気持ちの変化もあるようです。
（北海道に旅行）
「小樽でクルージングとかですかね」「ずっと遠くへ行くのを避けてきたのでやっといけるかなという感じ」
一方、静岡に帰省したものの、予定を早めて沖縄に戻ることを決めた人は…。
（静岡から沖縄に戻る）
「最初は１５日に帰ろうとしていたが早めて」「台風の影響でこの便しか乗れなくて昨日急遽切符を買った」
一部の航空会社では、すでに台風の影響で搭乗をキャンセルする人も相次いでいるということです。
続いて交通情報です。
ＪＲ東海によりますと、11日 午後４時現在、静岡駅の新幹線乗車率は、上りの ひかりが60％こだまが 40％ 下りの ひかりが 80％ こだまが 70％となっています。混雑のピークは下りが11日、上りがあさって13日とみられていますが、台風による計画運休や運転見合わせの可能性もあり、混雑のピークが変わる可能性もあります。
続いて高速道路です。ネクスコ中日本などによりますと、11日 午後５時現在、新東名高速下り新富士インターから新清水インター間で２．９キロの渋滞。新東名高速下り浜松いなさジャンクション、愛知県の新城インター間で１０．３キロの渋滞となっています。高速道路の下りのピークは11日で、上りは13日の日曜日と予想されています。
